コロナ禍リモートワークでうつになった

2020年8月、抑うつ状態と診断された26歳女です。

今まで大きな病気なく、悩みはあれどそこそこ順調、平凡に暮らしてきたが、

上記の診断により半年弱、休職中。

 

まだまだ体調が不安定になることもあるけれど、

少しずつ余裕も出てきたかなということで今までの振り返りと今後の復職(目標)、

その後の経過について記録する予定。

 

世間的には理解が進んできた?とはいえ、

まだまだ、「みんな大変なんだから頑張って体調管理しなさい」というような、

精神論も蔓延っているようなので(実体験)、サンプルの一つになれればいいなという思いも込めて。

 

 

【これまでの経過】

2017年春 大学卒業、金融系に就職

 

中略

 

2019年12月 都内にて一人暮らしを始める。年上の派遣社員に目の敵にされる

通勤片道一時間半ほどかかっていたところ、家からデスクまで20分ほどになった。

夜遅くまで飲んでいても余裕。

丸の内も銀座も日本橋もすぐ出られるし天国(と思っていた)。のしかかる家賃。

 

繁忙期にもかかわらず、数ヶ月問題だった派遣社員(女性、アラフォー)からの当たりが強くなる強くなる。

明らかに若手のわたしを選んでの攻撃で、年上社員や上司の前では大人しい。

それもあってか上司はあまり本気で対応してくれない。

 

2020年2月 現彼氏と出会う

デートで行った水族館はショー中止、まもなく営業中止になった

 

2020年3月 現彼氏と付き合う、出社継続

この頃くらいから本格的にコロナが騒がれてきて、メジャーなデートスポットは行かず。。

職場はまだまだオフィス出社。リモートシステムあるのに許可が降りない。

 

2020年4月 デート自粛、在宅取り入れるが劣悪環境

食事の予定取りやめたし、会うこと自体も控えることになった。

彼氏は接客業で電車通勤なので、わたしや彼の家族に持ち込んでしまうかもしれない。

思いやってくれているのだと理解しつつもどうしても寂しくて一人で泣くことが増えた。

 

一方職場はやっと在宅勤務を交代で行うようになったが、

Wi-Fi環境あり

・ノートPC所持 ※学生時代に使っていた、Wordを使うのがやっとの処理能力激弱ポンコツ11インチ

と伝えたら、そのポンコツPCでリモート行うことに。

おまけに携帯支給もなし。全てが自腹。※後から請求可になったとか

緊急事態にもかかわらず、増える業務量。

 

2020年5月 孤独のGW

完全に一人で過ごす。

出社日は会社の環境の方が仕事が捗るので残業、

在宅勤務日は慣れない環境でミスなく早く作業しなければならないプレッシャー、

顔が見えないのでなるべくいろいろ気にかけて言葉多めでフォローしてコミュニケーションと思ったがチームの人々は淡白。

休憩中でも電話鳴る、作業捗らないので勤務時間伸びる。

(以後休職するまで同じ)

 

休みでも早く起きてしまい、モーニングをテイクアウトしてベランダで食べたりしていた。頑張って自炊もしていた。

5月半ばから気をつけながら彼氏と会うようになって不安が減る。

 

2020年6月 睡眠障害が出始める

夜に何度も起きてしまい寝た気がしない。

平日昼寝をしないと保たない(ただし電話は鳴る)。

在宅勤務スタート当初から、きっちり昼休みを取るということが難しくなる。

在宅組はPC見張りながら、出社組もデスクでご飯。

席を外すには強い気持ちで宣言することが必要。

 

2020年7月 メンタルクリニックを受診する

相変わらず一日中眠気がひどい。

体の火照りやかゆみ。

1〜2時間おきに起きてしまう。

仕事に遅刻する夢、悪夢を見るようになる。

暑いし時間的余裕もないので昼休憩にコンビニに行くこともあれど、勤務終了して暗くなってからしか外に出ないことが増える。

 出社しようと思ったら朝吐き気に襲われる(原因不明)

 

メンタルクリニックに行く。

薬を処方されるが、回復してからもしばらく長期的に飲み続けなければならないと言われ愕然とする。

毎夜

バルプロ酸ナトリウム徐放錠A20

ロラゼパム錠0.5mg

オランザピン錠1.25mg

レクサプロ錠10mg

頓服※一度も飲まなかった

ビペリデン塩酸塩錠1mg

ネスタ錠1mg

アルプラゾラム錠0.4mg

 

 のちに転院するが、

「薬の量が多い、眠りをサポートする薬がない」と言われる。。

 

上司に定時後に通院していることを伝える(言いたくなかったけど)。

「社会人としてのアドバイスだけど、土日にずらせる予定は調整したほうが…その方が予約に間に合わないかも、とか焦らないでしょう」

と言われメンタルブレイクする。

 

2020年8月 休職決意

おそらく中耳炎で発熱。朝から体調悪かったが言い出せず、

重要業務済ませた後検温したら37.5度以上あって早退。2日間お休みもらう。

上司から、

「みんな忙しいんだから仕事できそうだと思ったら頑張る、休むと決めたら休む」

 「気持ち悪くなったのはメンタル的な問題かと思ったけど。。」

 と言われまたしても落ち込む。気合いが足りない遠回しに言われたみたいだ。

 

デートしていても、家にいても突然泣き出すことが増える。

少しの感情の機微で泣いてしまう。息が上がる。

焦り、後悔、申し訳なさを感じたり思い出したりするとパニックになる。

例:彼氏が家にきてくれるのにまだ完璧に片付けできていない、時間に間に合わないかもしれない、あの時こう言えば良かったなど。

良いことを思い出しても涙。

家から移動するのにかなりのエネルギーを使う。

大好きなアーティストへの関心が下がる。

 

母に相談したところ、「自分を大事にしようね」と言われたので、休職希望を出すことを決意。

医師から診断書をもらう。人事に相談。

引き継ぎ云々で時間がかかるかと思ったが、人事の計らいもあり即休職させていただく。

時間がある今できることをしなければ、と焦る。

 

服薬が怖くなって数日自己判断で断薬するも、

離脱症状でふらつきまくり体調崩したので服薬継続。

 

2020年9月 

引き続き夜うまく眠れない。日中の眠気も止まらない。

眠ろうとすると心配事が浮かんできてパニックになる。

身体中かゆい。

久々にライブ(野外)に行くも、ひどく疲れる。拍手や周りの人の挙動に敏感になる。

ファミレスに行って、食器の音や他のお客さんの話し声が刺さるように感じてパニックになって泣き出す。

一対一で話していても、周りの別の音が気になったり、テレビの音がうるさく感じたりする。

まだ戻らなくていいよ、との診断で休職延長(以降何度も延長)。

年内に実家に戻ること決意。

 

2020年10月

不安で眠れない時はココアを飲むようになる。夜中にマンションのエントランスまで降りて買いにいくことも。。

(ずっとだが)調子悪くてダメダメな自分が嫌で嫌でたまらなくなる→泣く→寝られないのループ。そのうち何が悲しいのかわからないけど泣く、みたいな流れ

 

父の単身赴任先の東北へ行く。慣れない移動と土地で疲れて父の前で泣き出す+夜も一人でパニックになる。辛いって言えない苦しい。

数日間朝から活動していたので早めに寝るサイクルになって割と調子が良い。

 

朝になるとめそめそしていたのなんで?となる。

いろいろ出かけて気分転換したい気持ちはあるが、そのあと疲れちゃったらどうしようという不安からなるべく近くで過ごす。

なるべく無理せず外で過ごしていても、疲れた無理帰りたい。。とエネルギーが切れることがある。だいたい泣く。

 

涼しくなってきたので散歩できるようになる。

 

2020年11月

親の意向もあり断薬(二度目)。中途覚醒がひどくなり日中ふらつくのでやはり服薬。

自分自身に疲れる(n回目)。

相変わらず不安に襲われている。

引越し準備でプレッシャーが増える。

予定がない日に何をすればいいかわからない。

 

2020年12月

実家に戻るのと、通っていたクリニックがいまいち信用ならない(薬多い、テストや血液検査の結果話してくれない、そもそもあまり話を聞いてもらえないなど)ので転院。

新しいクリニックは穏やかに話を聞いてくれる優しい先生だったので安心。

毎夜

レクサプロ錠10mg

ブロチゾラム錠0.25mg

頓服

クロチアゼパム錠5mg

 

中途覚醒がひどく悪夢もよく見る。

1人で引っ越しするプレッシャーで不安でいっぱいになる。

彼氏によく「ちゃんとできるかなあ」と聞いていた。。

一日動いたら一日休む(引きこもって何もしない)が定着。

ずっと眠くて、朝ごはんは食べられない(寝ているので)、昼も逃す、起き上がれなくて夕方ようやく動けるという日が増える。自炊する気力もない。

 

「寝られないんじゃないか」という恐怖はなくなる。

仕事休んでるし、朝早く起きなきゃいけない訳じゃないんだから焦って寝なくても大丈夫。

と彼氏に言ってもらえたのが大きい。

本当は早寝早起きして日中散歩できるのが理想的だけど、寝られないことへの不安を手放すことの方が重要だったように思う。

 

ハプニングもありながらなんとか引っ越し完了し、実家へ。

家に人がいる安心感、会話があること、家の中を移動できること(一人暮らしは1Kだったので)で徐々に不安が減っている気がする。昼まで寝る生活。

 

クリニックの先生からは復職も視野に入れて会社と話してみること、

生活リズムを整えていくことを指導される。

 

2021年1月現在

頻度は減ったものの(彼氏談)、泣き出すことは無くならない。

寂しい時、自分の将来や復職について考え出した時は無力感でいっぱいになる。

そうなった時は頓服の薬をきちんと飲む(今まで勿体ぶって活用していなかった)。

 

去年は午前中に起きられていたけれど昼まで寝てしまうことも。

少しずつ早く起きられるように調整中。

 

 

…ということで今までをざっと振り返ってみた。

Twitterでちょこちょこつぶやいていたので見返しながら書いたけど、

思い出すのも辛くなって泣きながら書いてました。。

 

焦らず上向いて行けたらいいなぁ